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「つみきのもり」感想そのA



 サークル「めるくまある」さんが頒布されている、オリジナル同人誌「つみきのもり」についてのブログです。
 同人誌にて現在一巻から七巻まで頒布され、現在も続きが頒布されています。
 また、そのうち一巻から三巻までは、めるくまあるさんのサイトにて公開されています。興味がある方は、ぜひそちらの方からご一読ください。


 今回のプチ考察コーナでは、サイトで公開されている一巻から三巻分を載せています。全体的に世界観紹介編+メイン人物紹介編で、四巻以降からメインストーリィが進む感じの構成です。
 正直自分でもきちんと把握できている自信ないのでメモがきレベル。誰か色々突っ込んでください。もうちょっとまとまったら、サイトトップで感想と一緒に掲載する予定。





■つみきのもり 1

 世界観説明編。同時に、主役三人娘こと(木馬、透子、波紀)の紹介。
 冒頭のメイド木馬と旦那様の会話は、「つみきのもり2」(木馬編)と連続している。《必要でないもの》に傍点が含まれているのに注視。ここでは木馬の内情は深く描かれていない。
 1stメンバ、は一年生の意。
 特殊学校である七鍵は、《人間のなりそこない》かつ《天使のなりそこない》が集まっている。(なりそこないでない天使もちょっといる)。彼ら/彼女らは、A~Gに呼応した七属性の異状能力をもった生徒たちである。なお、ここでのAとはArtsであり、天使であるところの《ANGEL》とは違う。《ANGEL》はなりそこないではなく、木馬の言うところの《羽根つき》である天使。違うのは純度。
 純度の低い、《混ざりもの/なりそこない》であるA~Gまでの子供たちは、「ディスロック」と呼ばれる。木馬はBなので、ディスロック02h『Bivouac』となる。波紀はディスロック7thのG。
 友人の透子さんはディスロックではなくトゥルーマインド『ANGEL』であって、なりそこないではない純度の高い天使。ただし、《はねつき》と木馬が揶揄っていた一般的なANGELとは違い、ディスロックたちに平然と関わっているので「変わりものの穢れ無きもの(ブレイクレス)」と木馬に親しまれる。透子さんが自分をANGELだと定義していないことは四巻で明らかになる。
 穢れ、は純度と捉えても可。


 世界観についての説明。
 P11にて説明があっているが、空に魅かれた人類が色々弄ったら世界法則が変わっちゃった世界。三つの門を作って上に堕ちる力を生み出そうとしたら、不完全に成功しちゃいました。ついでに人間の大半は人間以外になっちゃいました。という世界。
《歴史の始まりの少し前》というのは、別い紀元前二千年とかそういう具体的な過去、ということではなく、《この世界(浮力ある世界)》が生まれる少し前、という話であり、その三つの門によってこの世界が生まれた、という意味。設定から裏読みすると、この三つの門を破壊することによって元の世界に戻ろうとする原理主義者がいるかも、とか考えると楽しい。

 三つの門(要素)は次のとおり。
1、虹。
2、泥。
3、熱。
 この三つがつり合うと浮力Gが生まれる。(それぞれが何を意味するのかは現時点で不明)。トゥルーマインドANGELは、1、2、3のすべてを兼ね備えているために(評を参照)浮力を得ることができる。むしろ、浮力を得ることができるからこそANGEL、翼のあるものと呼ばれることになったのかもしれない。
 A~Gまでのディスロックは、そのどれかが欠けている。たとえば、Arts01thは二次と熱を泥を持つが虹はもたない。木馬(B)は、虹と熱はもつが泥を持たない。ナミキはGなので何も持たない。
 ディスロックとは、DIS-LOCKEDの意味。鍵をかけそこなった――三つの門に鍵をかけそこない、どこかが開いているせいで、安定して浮力Gを得ることができない《なりそこない》たちのことである。
 そして、トゥルーマインドの正反対、NAKED MINDこと、H――すなわちHumanこそが、変わることのなかった、まざりもののない《人間》である。この世界ではすでに稀少派になってしまっている。

 15Pで透子さんがプリントをもらっておきました、とあるが、これは「こんなコトもあろうかと」というよりは、こうなることがわかっていたから、という可能性が高い。トゥルーマインド・ANGELは未来を識る。厳密には違うが、ものすごく噛み砕くとそうなる。そうだからこそ、三人部屋を借りていた。木馬はそれに気づいて(すると、こいつ、ひょっとすると――)と思い、「最初からこのつもりだったのでしょうか」と問いかけている。
 答えてくれてないけれど。
 ANGELはソラを征するモノ。DISLOCKEDは物を束ねる民。ただし透子さんは飛ぶことなんかトリに任せて地をゆくことを望んでいる。「セナカに羽根が生えた程度で、ヒトが空を飛べる道理がないのよ。」という台詞は、この作品に限らず、めるくまある作品を通して出てくるテーマのひとつ。


 18Pで木馬が「火遊びは気に入らないね」と言っている(五巻でも火事を恐れている)のは、二巻部分で描かれていたように、彼女がディスロックとして覚醒した事件の影響。また、Artsロッゾの悪影響かもしれない。



■つみきのもり 2 #Define メリィーゴゥーラウンド

 メリーゴーランドは、日訳すると回転木馬。木馬さんの話。
 ちなみに、キマと読む。Defineは定義づけ。
 作中でのあれこれは作者本人にて解説されているので、それ以外の部分について主に触れることにする。


・3P
 カスタマイズされていく賃貸マンション。魚があったり(右端)鳥があったりする(上)。探せば蛇もあるかもしれない。

・6P
 ここで出てきている妹トゥリは、この先にも何度か出てくる。というか《人間/H》として、変わってしまった世界を駆けずりまわっている。二巻で顔みせ、四巻でも顔見せ、五巻以降で本格的に活動。
 姉であるキマのことは、《キマの皮を被った人外》と捉えている可能性あり。生き残ったのは蛇のほうである、と考えているのかも。
 キマ本人も、「もしかしたらそうなのかもしれない」と考えている(注釈によると蛇は特殊な蛇でもなんでもなく、キマが覚醒するきかっけとなった、とのこと)。

・22P
 堕天とかいてディスロックと読む。
 ちなみに、ロッゾさんも堕天。Aではあるが、「ANGEL」ではなく「Arts01th」。アーティスツ、という名前は偽名である可能性が高い。《芸術家ロッゾ》とでも読むべきか。

・29P
 きゃーえっちー

・33P
 ここで出てくる少女も堕天ことディスロック能力者。
 ロッゾがけしかけていることから、どうにもロッゾさんはディスロック能力者を集めて非合法な仕事を主にしている様子。彼にいわせれば、たぶん《芸術》なのだろう。
 キマは何されても死なないので、ある意味とても便利。 
 なお、イリアという偽名ははトロイア、トロイの木馬より。敵国トロイの王女イリアで、クレタの王子イダマンテが彼女と恋しちゃったせいでろくでもない戦争がおきて有名なトロイの木馬がおくりこまれる羽目になる。

・34
 1で「純度」と表現したが、正確には「深度」。
 100%人間なヒューマン(H)に浮力Gが染まることによって、100%浮力Gで満たされたANGELになる。
 この途中で何かが起きると、浮力Gのパーセンテージが狂い、100%に満たないなりそこないたちが生まれる。それが内部で変異したものがディスロックである。
 この深度が中途半端だとなりそこない。5割をこえると人でなし。0か10だと純粋生物(純粋なヒトか、純粋な天使)。
 透子さんは98.8+%天使。純天使にはほんのちょっと足りない。
 木馬さんは42.3%天使。ぎりぎりヒト。
 透子さんは54.4%天使。ぎりぎり非ヒト。


・42P
 キマさん可愛い!

・44P
「無垢な瞳の見据える延長線上に在るべき世界の姿」という。
 在る世界、ではない。
 あくまでも在るべきというだけで、在る、というのではない差が微妙。「あってはならない」と暗に言っているような気がする。幻想は幻想のままで、か。あるいは、今いるここを現実と定義するという生存能力か。
 ここで彼が言っているのは朝靄と萌葱の方で名雪が語っている言葉ととても似ている。気がする。
 また、後の頁で言っていることは、透子さんのトリ発言とも繋がっている。飛ぶこと、がテーマのひとつであるだけに、トリが幾度か比喩表現として出てくるのだった。

・45P
 旧い友人、はキマの母親のこと。キマが失ってしまった(そして捨ててしまった)家族に連なる、「イリア」ではなく「キマ」の関係者。……ただ、この時点でトゥリは生きてるわけで、色々ありそう。

・P56
 そして生活の枠組が変わり、ここで一巻冒頭につながるのだった。
 キマ→木馬→もくば、と呼ばれることに。

・P58
 純人間であるトゥリさん登場。
 すべてを奪った、とあるから、やっぱり姉のことを《蛇》だと思っている可能性が高そう。


■つみきのもり 3 # incclude[Bound of the Ocean]


 木馬編が終わり、今度はナミキこと波紀編。

 Arcプロセスの支援機構は生徒会みたいなもの。正確にはディスロックたちによる自治組織のようなもの、かな。
 木馬の性質であるB(ビジターク/旅人)は二巻で説明した通り現実生存能力をもつため、コキ使ってもスリ減らない。死なない。便利。ただそうであるゆえに、ナミキの言うように個体数は一番少ない。Cも同じくらい少ない。詳しくは四巻のグラフへ。
 透子さんの「見せて頂いた覚えはない」というのは、勝手に見た、というよりは、見て無いけど知っている、というANGEL特有のものか。勝手に見た可能性もあり。
 木馬が支援機構に申し込んだのは食費や家賃を透子さんに入れるため。ナミキはお嬢さま(過去いた場所ではお姫様、の方が正しいかもしれない)のため、そういったことに頭が回らなかった。……木馬が単純にしっかりもの、という気もするけれど……というか木馬さんも元はお嬢さまです。その後色々あっただけで。メイドだっただけで。
 しかしこのあたりのやり取り見ると、やっぱり透子さんは《導くもの》なのだな、と思わせる立ち位置。どこに導くか、誰を導くか、どう導くかは、本来のANGELとは異なるのだろうけれど。

・10P
 ここより過去編。
 ナミキは「姫様」と呼ばれている。海を元にして暮らす集団の姫、というか「巫女」に近い部分があるかもしれない。海を神様として、そこと関係性を持つために選ばれた少女としての、巫女。立場としては、四巻の彼女と少しだけ似ています。
(NGワード:ダゴン)

・17P
 ここより現代編。
 クラスメイトたちの殴り合い。殴った方がディスロック、不揃い、ダメージド。殴られた方がANGEL、トルゥーマインド、羽根。呼び方はいろいろありますが、Aとそれ以外の間には断絶がある模様。エリートとチンピラみたいな感じですが。どっちにお馬鹿はいる。
 また、21Pの少女の発言にあるように《天使》はそれ以外を導くのだ、という自負、つまり自分たちは存在としてエリートなのだから導かなければならないという思考がある。ここで他ならぬナミキが笑うのは、おそらくは10Pからの過去で描かれた、すべてを守るという自負に満たされていた自身の過去があったから。
 なお、透子さんは天使としては変わり者なので、子供の成長を見守る親みたいな感じ。P29では「自分で考えて行動しろ」と言っている。


・P23
 保留。
 ものっすごい簡略化すると、
1、世界は絶対に正しい。
2、しかし、私たちの前にあるものは歪んでいる
3、世界を捉える私たちが歪んでいるので劣化してみえる
 とのこと。すごい理屈である。
 正しい世界を正しいままに捉えるには知識が必要であり、それを身につけるための環境が学院である、と教師は言う。
 ……うがってみるなら、深度100か0であれば正しく世界を写しているが、ディスロックたちは世界を写し取る目(アンテナ)が歪んでいるために、歪んだ形で存在している、という感じか。


・P25
 能力を得た、ではなく、能力を欠損した、というのが鍵か。逆読みすると、
A/熱量保存の法則を無視する
B/意味をけして失わない
C/世界に触れ、干渉する
D/非論理を干渉する
E/空間を仲介する
F/質量保存の法則を無視する
G/自己を維持しない
 となるのかな……Aはエネルギー無限。Bは自己観測による存在。Cは空想具現。DはCの劣化で、すでにある論理をいじる。Eはどうなんだろう。Fはスーパーパワー。Gは変体。なのかな。



 そして四巻へと続く……


2009.09.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | 感想

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Author:人比良
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